地方によって異なる香典のマナー

最近はあまり葬儀に参列することがなかったので、その作法を忘れていました。特に通夜の席でお香典を差し出すタイミング、渡し方などです。
東京で勤務していたときは取引先の不祝儀に担当営業が行くのが普通で、総務から袱紗に包まれたお香典を手渡され、それを持って通夜の会場となっている斎場やご自宅に赴き、受付がある場合はそこで袱紗からお香典を取り出して「このたびは誠に・・・」と消え入るような声で挨拶をしながら、お辞儀をしながらお香典を差し出していました。受付がない場合は祭壇前で焼香をしながら、そこにある盆の上にお香典を置いて手を合わせていました。
ところで、先月、札幌に転勤になりました。そして着任一週間もしないうちに前任者から引き継いだ取引先で不幸がありました。社長の義理のお母様が亡くなったとのことで、通夜に参列することになりました。
総務にお香典と数珠、黒ネクタイを用意してもらいましたが、お香典袋が袱紗に包まれていないので、「袱紗は?」と聞くと、「使いますか?北海道ではあまり使う人はいないですよ」との返事が。まさか、そんな?と思いながらも「使うので用意して」とお願いしました。通夜の行われる斎場に着くと、受付があって、そこでお辞儀をして「この度は・・」と言いながら袱紗からお香典を出すと、「ご苦労様です」とお香典を受け取った受付の女性が、いきなりレターオープナーで香典の袋を開けると、中から現金を取り出して金額を確認し、後ろに控えている別な女性に香典袋と現金を渡した。後ろの女性は領収書に会社名と金額を書き入れるとまた前の女性に戻し、そこで香典返しと思われる品と挨拶状といっしょに私に渡してくれました。
いきなり香典袋を開けられた驚きと、領収書作成から香典返しの受け渡しまでの一連の流れるような動きに感心するしかありませんでした。
ところ変わると通夜の受付まで変わるのだなと思った次第です。